ユマール

ユマールという道具は、小西政継さんのジャヌー北壁なんかを読んでもらうと分かりますが、要するに、極地法(ポーラーシステム)で大きな山を登るときに、頂上に至るルートを工作して、C1、C2、C3、C4といった具合にキャンプを設営しつつ上に上にと固定ザイルを張りめぐらせていく訳ですが、そのキャンプ間の往復や資材の運搬など、その張り巡らせた固定ザイルを登るときにこれが登場します。

ハーネス(ゼルプスト・ザイル)に結んだユマールに固定ザイルを噛ませて、自己確保を取りつつ登るわけです。(そのほか、二つの固定ザイルにそれぞれユマールを噛ませて、左右交互に滑らせながら、垂直の壁を登ることもあるようです。いずれにしても羨ましい海外登山の世界ですね・・^^;)。

もちろん、例えば沢登りでも、滝場などでトップが登って、セカンド以降の人はトップが確保しているザイルを頼りにスピーディに登ろうという場合にも使えます。日常的にはそういうケースでの使用のほうが遥かに多いでしょう。

さて、そのユマールですが、オークションで中古のユマールが出ていたので、買いました。僕は、基本的にあんまり道具に頼らないやり方で登るんですが、独りで登るときに、登り返しの時にこれがあれば便利かなぁと思ったことがあったので試しに使ってみようと思っています。

今日品物が届いたのですが、その大きさを見てびっくり、女性用の小ぶりな弁当箱ぐらいの大きさです(嵩張る!)・・もちろんちょっとした重量、これがなくっても、ブルージック結びとかで代用できるわけであり(※1)、これを本当にもっていくべきか?ちょっと考えてしまいます。(練習用によく出かける沢に持っていくぶんにはともかく・・苦笑)

品物自体は、中古(しかも、かなりの時代物)ですが、きちんとザイルも結ばれており、しっかりしたザイルの結び方ひとつみるにつけてもきちんとした良識あるクライマーさんが使っていた品物だと分かります。かなり使い込んでいる品物ですが、使い込まれている分、性能的に信頼できると思います。(もちろん、本当に効くかどうかよくよく試してから使ってみますが・・苦笑)

それにしても、大きくて、重い・・改めてこんなもの持って行くべきか?悩みますね。もちろん、落っこちて怪我をするよりはマシですが・・^^v

※1 でも本当にブルージック結びで大丈夫か?というと、どうにかすると滑ったりもするわけで、やはり不安が残る。わたしなどはやはり、ブルージックでは頼りなく感じてしまうわけです。