小坂志(ウルシガヤ、漆ヶ谷)への招待

小坂志(ウルシガヤ、漆ヶ谷)への招待

戸倉三山のひとつ市道山の西に小坂志川があり、万六尾根をはさんだそこには無名の山々が広がっている。 なにしろ昔の本を開いても山名がないピークがほとんどなのだ。今日は最初と言うことで、これからの話しを解りやすくするためにまず山名を決めようと思う。

地図で見ると、市道山の西には4っのピークがある。一番高いのは市道山の西にあるピーク(A)のようである。このピークの南にはまたピーク(B)があり。ピーク(A)とピーク(B)の東にはウルシガヤ左俣が流れる
そして、ピーク(A)の西にはピーク(C)があり、更に西にはピーク(D)がある。
小坂志川が「ひ」の字型に複雑に屈曲するところを起点にして、尾根がピーク(D)に続いている。
また、ピーク(C)とピーク(D)のあいだにひとつ無名の澤が流れ、またそして、ピーク(A)ピーク(B)ピーク(C)を囲んでまたひとつ無名の澤が流れている。

ここでは、個人的な嗜好で、ピーク(C)をウルシガヤ中央峰。ピーク(A)をウルシガヤ東峰、ピーク(B)をウルシガヤ南峰、ピーク(D)をウルシガヤ西峰と名付けたい。
(ウルシガヤは漆ヶ谷でもよい。)

写真は小坂志林道から、小坂志川の風景。一目見ただけで、この山渓が秋川筋においてただならないところであることが解る。その風貌は奥秩父、泉水谷の風景に似ていると言っても過言ではない。戸倉にも、矢沢にも、このような風景はない。

小坂志(ウルシガヤ、漆ヶ谷)から万六尾根(三国峠道)


漆ヶ谷中央峰(C)と漆ヶ谷西峰(D)に挟まれた無名の澤から万六尾根927mポイント~甲武相国境稜線を望む。

エアリア奥多摩の地図をみると、小坂志流域は、途中ではしょられている。このあたりはもうどうでもいいや、万六尾根と市道山の嫁取り坂でも載っけておけばいい!と言う領域なのかも知れない。 確かに標高はせいぜい900mぐらい、著名なピークはない。あるのは雑木林の山々ばっかり・・。けれど、私はあえてここにこだわろうと思う。私に言わせれば、矢沢は少し遠すぎるし植林が多すぎる。その点ここは、矢沢よりは近いし、何よりも自然が豊かだからである。

さて、2万5千分の一の地図で見ると市道山から真西に一㌔ほどいったところに、小坂志川がひの字型に屈曲しているポイントがある。(ここは小広くしかも邪気がないので、私はいつもここまで車で入り、ここに車を停めている。)
このポイントから小尾根が、南西に向かって伸びている。この尾根は、万六尾根の標高927mポイントの少し北のところで、万六尾根(三国峠道)に接合する小尾根である。
ルートは上部に少し植林があるが、ほとんど自然林が残されている。
万六尾根まで標高差500m、登りだけの一本調子、ふつうに歩いて小1時間。三沢から日の出山ぐらいの感じである。


植林帯で出会った山櫻。向こうに見えるのは万六尾根の主脈。

林道から尾根に取り付いて、沢から少し離れたなと思うところ、尾根の3分の一ぐらいのところで、つくりかけの林道とぶつかる。これは非常に興ざめであるが、山の静けさは変わらない。
この林道とぶつかる前後には幾つかの赤テープが残されている。たぶん一番間違えやすいところなのであろう。


これは上部の自然林、梢越し右手に臼杵山、中央に大岳山が見える。上部に進むと、西に万六の頭が大きく望まれる。そして東には刈寄山、鳥屋切場、峰見通りの尾根筋、吊り尾根などなど(葉が生い茂ると無理かも知れないが・・)。

※ このルートは昭和50年発行のアルパインガイドの地図上で波線にて掲載されているルートですが、ルート下部にはほとんど踏み跡がなく、静かな山旅が楽しめます。(踏み跡がないけれどルートは明確、でも基本は登りに使うのが賢明。)

※ 写真を掲載したいのですが、先日データを間違えて消去してしまい。掲載できません。上にある写真がすべてです。

2006年5月7日 掲載記事

小坂志(ウルシガヤ、漆ヶ谷)から市道山

小坂志川の私のお気に入りの駐車ポイントからは、市道山へも行ける。こちらは下の記事にあるウルシガヤ西峰(D)~中央峰(C)~東峰(A)を経て市道山に行くルートである(この山の名称は私が勝手に付けたもの、貴兄は貴兄好みの名前を付けて呼べばよろしいかと・・。)。

取り付きの尾根には幾つかの踏み跡があるのでこれを拾って登ってゆく。ところが10分も登ると最近の踏み跡はなくなってしまう。(もっとも山仕事の道としてのルートは明瞭である。)多少のアップダウンを繰り返して、道は水平に進むものと、尾根を登って行くものとに分かれる。
尾根筋はルートが不明瞭ではあるが、尾根筋自体は明瞭なので、適当に登りやすいところを登ってゆくと多少の急登の末大きめの岩の先にドラム缶で出来た捕獲器具が置いてあるところに出る。この捕獲器具、錆び付いていて結構年代ものの様子である。

更に登ってゆくと、相変わらず尾根筋は明瞭であるけれども踏み跡がないルートが続き、ウルシガヤ西峰(D)に出る。ウルシガヤ西峰まで登ると、少しだけ踏み跡がある。ウルシガヤ西峰から北にも下る尾根があるが、多分それの踏み跡であろう、頂上から北に踏みあとが続いていた。

さて、西峰から東に進む、一旦ルートは下りになる。梢越しに臼杵山が立派な山容を示している。わずかに下って、チガ澤の左俣のつまりを左に見て、少し登ると植林の中、ウルシガヤ中央峰(C)にたどりつく。ここからは南西に尾根が出ているので、これを下ることも出来よう。
残念なことに、新聞紙(最近のもの)や飲料水の空き缶などのゴミが散らかっている。傘やシャツ、下着(男性のもの)が捨ててあるのはどういうことか?

まあ、長居は無用と言うことで、更に東に向かう、ルートは一旦下って、チガ澤右俣のつまりを経て登り着いてウルシガヤ東峰(A)となる。ここの登りは多少長い。南に下るとウルシガヤ南峰(B)であり、そこから多少ルートは難しいが、小坂志林道に帰着することが出来る。

ウルシガヤ東峰(A)まで来ると市道山はもう目と鼻の距離。ただ、今までの静寂から、戸倉三山の喧噪の中に出てしまうと、何か興ざめになるかも知れない。

※ 写真は後日・・例によって手元にあるものは不注意で消去してしまいましたので、公開済みのものを付けます。

2006年5月8日 掲載記事

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