☆ 山で死んではならない・・。


ゴンジリ峠付近にて(2007年5月14日撮影)

私が、初めて御前山に登った時(昭和60年夏)、大ダワから鞘口山への急な登りのところで、立ち止まっている高校生ぐらいの生徒の集団に出くわした、その数40人以上、しばらく登ってゆくと、どうやら生徒が二人ぐらい急性心不全か何かで、倒れてしまったらしい・・。先生か誰かが介抱をしていた(後から聞いた話だと、生徒さんが二人お亡くなりになったそうだ)。
さて、今回(2007年)のTTR-100でも、同じような心臓関係の事故(miyaさんのブログによりますと急性心筋梗塞だそうです)があったようである。

トレイルランナーたる者 山で死んではならないし、大会主催者側も、山で選手を死なせてはならない。
今回の事故を知って、そんな風に思った。

また、この方は、去年(2006年)のTJARの完走者で、ベストコンデイションでしたら、レースの先頭集団にいるべきはずの方です。事故が起こった場所、時間を踏まえますと、もっと、それ以前のルート上で、当日の身体の不調に、ご自身が気づいていたはずでしょう。今年のハセツネはもちろん、来年のTJARにも参加される計画だったと思われ、無名に近いレース(TTR-100)でまさか死んでしまうなどとは夢にも思わなかったことでしょう。有為な若い方を失ってしまいました。

山で、遭難する、それも無雪期の一般道で、倒れるなどということは、あってはならないことです。一般道で倒れるなどということは、それこそ、言葉が悪いけれど、70歳、80歳の方々が身体に無理をして山に入って・・といったケースでしか通常はありえないことです。トレイルランナーというのは、山を歩く人よりも体力があるから山を走るのであって、およそ山で死なない人のことを指すと考えます。トレイルランニングというのは過酷なスポーツだけれど、決して、ヒマラヤ登山のような死亡率の高いものであってはならないものであって、それは健全なスポーツとして社会的に認知されるべきで、当然公序良俗の範囲内で行われなければならないスポーツです。

繊細な身体管理能力があってこそ、一見無謀とも思える長距離を走れるのでしょうから、ロングトレイルを志す人は、身体管理能力にも秀でていなければなりません。身体の不調を見極めきれずに、レースだからといって無理をしてそのあげく山で死ぬような所為は、望ましい形ではないと考えます。ロングトレイルを志す皆様は今回の事故を反面教師とし、くれぐれもご健康にご配慮下さい。

ここ(注 「甲武相山の旅」のこと)では、いかに速く、安全に、といったテーマでハセツネを扱っております。速さのみならず、安全登山を第一とするものです。もう二度と、奥多摩・秋川山域で死者を出して欲しくはありません。このようなことが繰り返されるならば、TTR-100などは止めてしまうほうがよいでしょう。さらに、今後、このようなこと(選手の死亡事故や、そのほかの重大事故)が頻繁に起こるようなことがあらば、あまりに長い距離を走らせる大会の主催は、困難になりましょう。

また、今回の事故では、救援ヘリが出たようですが、警察や、消防は、大会主催者の救援部隊ではないので、自力で救援活動ができないようなお粗末な運営組織の場合には、そのような組織は、このような大会を開催するだけの資格がないと言えましょう。もし万が一のことがあったら、近くの選手や、登山者任せとか、応援の人任せというのでは、それこそ社会的に通用しません。マスコミに叩かれるでしょう。

「選手を死なせてはならない、」 これはこういったハードなトレイルランニング大会の主催者側の皆様方への要望です。

黒岳からの気持ちのよい広葉樹林帯

美しい若葉

黒岳からのTTR-100ルート

若葉越しに棒の嶺が見える。

写真は いずれも 2007年5月14日撮影

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