山行者草牟須屍 (山行かば、草生す屍)

今日は久しぶりに、五日市駅前の山猫亭に立ち寄って、紅茶の時間を過ごす。(ダージリンの秋摘みのものが入ったそうなのでそれをいただいたが、あんまり印象には残っていない。)

脇の本棚には、奥多摩の山関係の図書がずらっと並んでいるので、久しぶりに「奥多摩登山考」を手にしてみた、値段を見ると頒布価格1200円とある。
ぱらぱら本を読んでいると店長さんが、こっちの本が新しいやつだそうですと、同じ筆者による「金副隊長の山岳救助日誌」という割と最近のものを出してくれた。

なにしろ、警視庁青梅警察署の山岳救助隊の副隊長さんが実際の遭難事故をベースにあれこれと分析して書かれた本なのであるから、これを読めば、奥多摩の山岳遭難事故はあらかしわかるよね(笑)。 常人が、仕事の片手間に山岳遭難事故を扱っても、金副隊長さんの経験と情報量にはかなうまい、(なにしろ、この方は「仕事」として誇りを持って山岳救助をやっているんだから・・。)。

さて、わたしも「金さん」のお世話にならないように、厳しいトレーニングを積んで山に行きたいと思っている。

登山のブログを拝見していると、山を初めて、二冬か三冬目だというのに、もういっぱしの口の利き方で(ブログに)記事を書いている人がいる。いかにも!・・らしい専門用語を使い、でも、実際は連れて行ってもらっているんだけれどね(爆)。フリークライミングをやっている女性の記事にも似たような傾向が時々見られる。舌足らずな文章と、仲間うちの専門用語で、結局ははぐらかされてしまう・・。

僕は八ヶ岳とか谷川とかには(今は時間がなくって)行かないのでそういったところで「たいした登山」はしていないが、地元奥多摩、奥秩父では、けして褒められないようなあぶない登山ばかりしている。 あぶなさにかけては引けをとらない(笑)。

あぶない山やこと古田学さんがお亡くなりになったのは、標高1000m以下の妙義山である、低山でも山は常に死と隣りあわせなのである。
今日読んだ奥多摩登山考では、川苔山あたりの遊歩道から落ちて死んでしまった例とか、大雲取谷の一般道から転落した例や、雲取の南の唐松谷林道から沢に転落して死んでしまった若者の記事なんかが書いてあった。 

およそ危険なところは、常に自分に牙を向いてくる潜在的な可能性を秘めているのである。

山行かば、草生す屍。

これが僕の、座右の銘である。
気分のいいとき、酒を飲んだときは、いつもこのフレーズが、口をついて出てきてしまうのである。

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