トレイルランナーにトレイルレースの自浄能力を期待できるか?

いまさらながら文章に起すのも面倒なので、チャートで記事にしておきます。

ここで指している「トレイルランナー」とは、大会に出ることを主な活躍の場に置く方を指します。
言ってみるならば「トレイルレーサー」を指します。

現在のほとんどのトレイルランナーはトレイルレーサーですので、こう表現してもかまわないでしょう。
いずれ、レースを離れた「本物のトレイルランニング」を実践される方が増えると、表現上の使い分けが必要になるかもしれません。

_________________________________________

トレイルランナーに大会をよいものにさせる自浄能力があるか?期待できるか?

そもそもトレイルランナーは、大会の利用者であり、主催者には頭が上がらない。弱い存在である。

また、トレイルランナーは、主催者を通じて大会に参加するものであり、自然破壊についても、せいぜい「間接加害者」の低い意識しかもたない。

自然破壊を目の当たりにしても「大丈夫かなぁ?」と思うくらいで、問題に直面することは無い。

さらに、みんなでやっているんだからと言った集団意識に逃げて、問題と直面しない。

大会参加を通じて、他ならぬ自分自身が当事者として自然を破壊している、自然に強いインパクトを与えているといった意識を感じない。

自然を破壊している当事者は、このような大会を主催し、ルートを設定した「大会主催者」であり、自分は参加者に過ぎないとの自覚からである。

更に、トレイルランナーは大会主催者には頭が上がらないので、正面から大会批判を行う勇気が無い。

大会批判を行うと、主催者に目をつけられて、嫌がらせを受けたり、以後その大会には出られなくなるからである。

このような大会主催者に頭が上がらず、また当事者意識に欠けるトレイルランナーに自浄能力を期待することは出来ない。

_________________________________________

結局、こういった悲観的な結論になってしまいました。
彼らがレースに求めるものは、対価を払って楽しませてくれる一種のアトラクションであり、TDLの遊戯施設のようなものです。
また、年間に何レースも消化する彼らに言わせるとひとつのレースにいちいち文句などつけてはいられない、他のレースの準備で忙しい。
・・といった事情もありそうです。

Advertisements

2 Responses to トレイルランナーにトレイルレースの自浄能力を期待できるか?

  1. ultramomosan says:

    はじめまして。村松という53歳です。20年間自前で遠征を続けて浪費家です(^-^)。
    去年、初めて国内のトレイルレースに出ましたが、それからいろいろ見たり聞いたりしながら、こちらにたどり着きました。
    いろいろあるんですね。ここ9年ほどレースから遠ざかってたので、まさに浦島桃太郎のように感じています。
    どうもメディアと商業化の作り出した大きな流れは止めようがないのではないかという暗澹たる気持ちになってきました。
    また、たびたび拝見いたします。

  2. silvaplauna says:

    村松 様

    はじめまして、コメントいただきありがとうございます。

    村松様のブログを拝見させていただきました、とても共感する部分が多く、村松様のような意見をもった方がこの世にはきちんと存在するんだと、とても励みになりました。

    村松様や、たびたびコメントをいただきます無知の当事者様のような自分の意見を持ってあれこれ思索を続けられる皆様々に最近ようやく恵まれ、孤立無援、孤軍奮闘?状況を脱しつつあるように感じております。

    じきに10万アクセスにもなるし、どうせ自分はレースには出ないんだから、こうした議論はレースに出る人がやればよいと、6月一杯で、更新を止めてここも閉鎖しようかな、とも思っておりましたが、考えを改める必要があるようです。

    お書きのように、メディアと商業化は大成功して、ご存知のトレイルブームとなっているのですが、一つ一つの手品の種明かしをして行けば、もう、magicには乗らないよ、という人が増えて行くと思っております。

    冷めた目で、覚めた頭であれこれ考えるアスリートや、自然愛好家がもっともっと増えて行くべきだと考えます。

%d Bloggern gefällt das: