区間時間配分比率 1:0.95:1.30 の精緻化  20:19:17:9 について、

今年のゴールシーンで、知り合いを待っていた時に感じたことは、サブ12のランナーが目の前にぞろぞろとゴールしている様子だった。あれだけ立て続けにゴールされるのでは、サブ12のハードルも相当に低くなったと言えるだろう。
知り合いのゴール少しまえに女性二人が仲良くゴールしていたが、これもまた見た目にそれほど凄く走りこんでいるランナーのようには見えず、ごくごく普通の女性トレイルランナーのように見えた。

もう今の時代、サブ12と言うのは、ごくごく普通のランナー(男性女性を問わず)でも出せるタイムなのであろう。

今後は、サブ10と言うのが、熱心な(一般)トレイルランナーのひとつの指標となるべき値である。
もっとも、そのサブ10と言うのも、野村選手(女性3位)のデータ解析 に書いたとおり、3時間10分ぐらいで浅間峠に入れるくらいの速さを持っている方ならば、あとは、速さよりも、長丁場の持久力を養うこと、そうすることにより、比較的簡単に乗り越えられるハードルであると考えている。

・・となると、いつかかげマルッツさんや、s@toshi さんからご教示いただいたように、8時間30分~9時間あたりが、系統的にランニングをマスターして無駄なく鍛え上げてきた選手が、まずはじめに達するレベルであり、本当の課題はその先にある、ということになるのであろう。

上のほうはこんな感じであるが、もっとも、現実には、サブ12レベルで私の忠告など無視して、旧態依然の「突っ込み重視で切り込む自滅ランナー」があとを立たない。(浅間峠に3時間10分ぐらいで入り込んだのは立派なのですが、その速さを維持できず、ペースダウンしてしまう。)

これは、レース経験不足であるとも言えようし、(失礼ながら)自分の力を過信しているともいえるだろう、あるいは、行き当たりばったり作戦とも表現できるだろう。

所詮、アマチュアレースだからしょうがないともいえるんだけれども、きちんと考えて鍛えて、走っているランナーはますます先に行ってしまい、自分勝手なプランニングでテキトーに取り組んでいるランナーはいつまでたっても目の前のハードルを越せないと言うことになる(ある意味で、山耐でも格差社会が広がることになりそう・・。)。

そういうことがないように、あまり突っ込みはしないで、ペースを守って、走り抜けてほしいものだと思っている。
(もちろん、ハセツネをどう料理するか?タイムを狙うか?時間はともかく完走を目指すか?は、参加する機会に恵まれた選手各人の自由でありますが・・。)

1:0.95:1.30
さて、ようやく本題である。第二関門からゴールまでの1.30の内訳についていままで触れてきませんでしたが、これはあくまでも、ハセツネルートを巨視的に3分割して捉えようとしたためです。

実際、第二関門からあとは、せいぜい30キロ弱であり、(確かに、御前山の登りはありますが)一気に駆け下るイメージで臨むのが正しいと考えています。

でも、たまには、もう少し細分化して検討してもよいだろうと思い、ここでは第二関門→第三関門:第三関門→ゴール間の区間比率を検討します。

まず有名ランナー数名の方の当該区間の比率を求めます。

24 3894櫻井 教美 5:23:33 女
23 3894櫻井 教美 7:38:42 女
24 3894櫻井 教美 8:54:07 女

2:15:09  135分
1:15::25  75分

{1.30÷(135+75)}×135=0.8357
{1.30÷(135+75)}×75 =0.4642

区間比率 84:46

45 4716間瀬 ちがや 5:42:39 女
41 4716間瀬 ちがや 8:12:00 女
43 4716間瀬 ちがや 9:37:55 女

2:29:21 (149分)
1:25:55 (86分)

{1.30÷(149+86)}×149=0.82425
{1.30÷(149+86)}×86=0.475744

区間比率 82:48

32 204山本 健一 4:48:09アドレナリン男
12 204山本 健一 6:41:00アドレナリン男
12 204山本 健一 7:39:16アドレナリン男

1:52:51 (113分)
58:16   ( 58分)

{1.30 ÷(113+58)}× 113 =0.85906
{1.30 ÷(113+58)}× 58 = 0.44093

区間比率 86:44

54 001鏑木 毅 4:53:05THE NORTH 男
34 001鏑木 毅 6:42:07THE NORTH 男
24 001鏑木 毅 7:44:55THE NORTH 男

1:49:02 (109分)
1:02:48 (63分)

{1.30÷(109+63)}×109 =0.8238
{1.30÷(109+63)}×63  =0.47616

区間比率 82:48

7 4671渡辺 千春 5:01:25VASQUE男
7 4671渡辺 千春 7:09:03VASQUE男
7 4671渡辺 千春 8:19:26VASQUE男

2:07:38(128分)
1:10:23(70分)

1.30÷(128+70)×128=0.8404
1.30÷(128+70)×70=0.45959

区間比率 84:46

以上、5名の方の区間比率の平均値は
83.6:46.4 → 84:46  簡略化 85:45

まず、記事、Hasetsune 2008 補遺  サブ8のために、トップ3名のデータ分析に書いたように、渡辺選手、櫻井選手の区間比率は、1:0.95:1.30 にきわめて近いので、お二人の区間比率を重視して考えます。

そうすると 84:46 と言うのが整数での値としてはよさそうです。

ただ、このままでは、すこし数が細かすぎて、使い勝手が悪いです。
そこで、暗算の便や、大雑把なイメージとして使える数値を考えますと・・。

 85:45 が適当であろうと考え付きました。(5で割れますし・・^^v)

そうすると・・

1.30→0.85:0.45 であり

1:0.95:1.30→100:95:85:45=20:19:17:9

以上のような流れで上の数値が出てくるわけです。

山耐公式 Ⅲ 20:19:17:9 (Hasetsune Formula Ⅲ) 

適用例

ハセツネ11時間台を目指す場合は、各項に11を掛ける  220:209:187:99  合計715分 11時間55分 
ハセツネ10時間台を目指す場合は、各項に10を掛ける  200:190:170:90  合計650分 10時間50分
ハセツネ 9時間台を目指す場合は、各項に 9を掛ける   180:171:153:81  合計585分  9時間45分 
ハセツネ 8時間台を目指す場合は、各項に 8を掛ける   160:152:136:72  合計520分   8時間40分

と目指すべき区間タイムをはじき出す計算も楽で、暗算が容易です。

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山耐公式( Hasetsune Formula ) まとめ

山耐公式 Ⅰ ( Hasetsune Formula Ⅰ )

4キロ~5キロの荷物を背負って、青梅高水トレイルレース(公称35キロコース)の8~9割(※)程度の速さで第一関門まで走ったタイムを初速とする、初速×3.25=目標となる山耐完走タイム(71.5キロフルに走れる持久力を備えた場合) 

初速※×3.25=目標タイム

※標準的なランナーは、9割が目安。

山耐公式 Ⅱ ( Hasetsune Formula Ⅱ )

5000m走のタイム   第一関門目標  タイム比率 1:0.95:1.3  ゴールタイム

5000m 15,16分  2時間40分   160:152:208   total 08h40min
5000m 17,18分  3時間10分   190:180:247   total 10h17min
5000m 19,20分  3時間40分   220:209:286   total 11h55min
5000m 21,22分  4時間10分   250:237:325   total 13h32min
5000m 23,24分  4時間40分   280:266:364   total 15h10min
5000m 25,26分  5時間10分   310:294:403   total 16h47min

山耐公式 Ⅲ ( Hasetsune Formula Ⅲ ) 

区間タイム比率 20:19:17:9

適用例
ハセツネ11時間台を目指す場合は、各項に11を掛ける  220:209:187:99  合計715分 11時間55分 
ハセツネ10時間台を目指す場合は、各項に10を掛ける  200:190:170:90  合計650分 10時間50分
ハセツネ 9時間台を目指す場合は、各項に 9を掛ける   180:171:153:81  合計585分  9時間45分 
ハセツネ 8時間台を目指す場合は、各項に 8を掛ける   160:152:136:72  合計520分   8時間40分
・・それぞれ目指すべき区間タイムが算出されます。

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