「初速を高め、それを維持せよ!」

ここのWebSiteは、「サブ12というのは、さほど難しいことではない!」といった私の確信によって書き始められました。
でも、そのことは、当初、全く理解されず、冷笑を持って遇せられ、何かといろいろと茶化されたものでした。去年あたりは中傷コメントも何回かいただきました。

でも、去年の本番では、私の知り合いにも10時間台でゴールされる方が多く出て、私の立論が「あながち嘘ではない」とすこしは理解されたように感じています。

さて、よく書くことですが、5000mを15分、16分で走れるほど、最大酸素摂取量が高いランナーであるならば、浅間峠まで淡々と走って、余裕で2時間40分で入れるということ。

そして、その速さを持続できれば、山耐公式 Ⅱによって、8時間40分前後でゴールできることになります。

実際には、8時間30分~9時間のタイムを狙う場合には、浅間峠は2時間40分で入れば充分であって、あとは、8時間~9時間に渡ってその速さを持続できる持久力を養成するのがよいということになります(何度も書いたことです)。
この場合、5000mのタイムは、16分台で充分であるようです。

同様に、8時間~8時間30分のタイムを狙う場合には、淡々と走って浅間峠に、2時間35分ぐらいで入れるぐらいの「初速」が必要だと考えます。
これくらいも速さとなってくると、5000mのタイムも15分台が必要になってくると推測されます。(もっとも、単純に5000mのスプリントタイムが比例的に浅間峠までのタイムに照応するとは言い切れないと考えます。ですので、ある程度の幅を持たせた一つの目安として考えます。)

更に、8時間以内のタイムを狙う場合には、淡々と余力を多少残しつつ走っても2時間30分で浅間峠に入れるぐらいの「初速」が必要になると考えます。

それぞれのゴールタイムにおいて、5000mのタイムはいわば 「前提条件」 → 浅間峠までのタイム(初速)が、いわば 「資格条件」 → そして、3.25倍の持久力を養うことが、 「最終条件」 だと考えています。

5000mのタイムに応じた初速がでない場合は、①トレイルランの技術が未熟である、②身体(心肺機能、筋力など)がトレイルに慣れていない、などが考えられます。

同様に、3.25倍にならったゴールタイムが得られない場合は、①持久力が不足している、②ルートに慣れていない、③長距離には向いていない、などが考えられます。

++++++++参考+++++++++++

山耐公式 Ⅰ ( Hasetsune Formula Ⅰ )

4キロ~5キロの荷物を背負って、青梅高水トレイルレースの8~9割(※)程度の速さで第一関門まで走ったタイム×3.25=目標となる山耐完走タイム(71.5キロフルに走れる持久力を備えた場合) 

初速※×3.25=目標タイム

※初速=4キロ~5キロの荷物を背負って、青梅高水トレイルレースの8~9割(※)程度の速さで第一関門まで走ったタイム
※標準的なランナーは、9割が目安。

山耐公式 Ⅱ ( Hasetsune Formula Ⅱ )

5000m走のタイム   第一関門目標  タイム比率 1:0.95:1.3  ゴールタイム

5000m 15,16分  2時間40分   160:152:208   total 08h40min
5000m 17,18分  3時間10分   190:180:247   total 10h17min
5000m 19,20分  3時間40分   220:209:286   total 11h55min
5000m 21,22分  4時間10分   250:237:325   total 13h32min
5000m 23,24分  4時間40分   280:266:364   total 15h10min
5000m 25,26分  5時間10分   310:294:403   total 16h47min

さて、私にとって、5000mで16分を出すというのは大変に困難な事柄ですので、せいぜいサブ12あたりが実現可能なところだと考えています。

自分を基準に考えると・・
サブ12レベル・・スポーツ好きで健康な人なら多少の頑張りで充分実現できる速さ。
サブ10レベル・・ランナーとして上位の方でないと、実現できない速さ。
サブ9レベル・・トップクラスのランナーとしての実力を備えていないと実現できない速さ。

こんな具合に考えていました。

ところが、先日、s@toshiさんにいただいたコメントによりますと、この5000mで16分というタイムは、正しくトレーニングするならば、一般にそれほど困難なタイムではないそうです。としますと、それに対応する8時間40分というサブ9レベルのゴールタイムも、正しくトレーニングするならば・・それほど実現困難なタイムではない、となりそうです。

つまり、8時間30分~9時間以内のゴールタイムは、一般にそれほど困難ではないゴールタイムである!  となろうかと考えます。本当の困難は、その先にある!ということです。

s@toshiさんにいただいたコメントにより、ハードルが一気に高まりました(苦笑)。

将来的には、

いまのサブ12レベル→サブ9レベル、つまり、サブ9という目標が、広く実現可能な射程範囲内に捉えられる。
同様に、いまのサブ10レベルの困難性→サブ8.5レベルへと、サブ9レベルの困難性→サブ8レベルへと評価替えがなされるでしょう。

いずれ参加選手は、サブ9は出せて当たり前・・本当の勝負は、サブ8.5から・・という時代がやってくるかもしれません。
(もっとも、それまで山耐が継続的に開催できればのハナシですが・・。)


2007年度

2006年度

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参考

初速を高め、それを維持せよ! ①「初速を高める」ことについて、

初速を高め、それを維持せよ! ②初速を「維持する」ことについて、

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2 Responses to 「初速を高め、それを維持せよ!」

  1. かげマルッ says:

    こんにちは。
    私も今日にでも各CP毎の目標タイムと時速換算についての記事をアップさせる予定です。時速に換算すると大した事はないのです。しかも,標高もそれほど高いわけでないですし。

    私はサブ9ギリギリまでならスピード練習なしで達成可能ではないかと考えています。それを今年できれば証明して卒業したいのですが。。
    今の時点でのコメントではトラタヌなので説得力なしですね。

    フルマラソンでサブ3クラスの人は沢山いるわけで,その人が山耐に真剣に取り組めばサブ9は可能と私も考えます。

    本当の壁はサブ8.5からというのも全く同感です。その先は生来というか中学,高校で心肺を鍛える訓練をしていないと厳しいと思います。

  2. silvaplauna says:

    かげマルッさん おはようございます。お返事がおくれました・・。
    なにしろ、お二人からいただいたコメントの内容が凄すぎましたので、・・・正直、戸惑っていた次第です(汗)。

    私はトレイルランは、メインではありませんが、実力ある若いかたがたがトレイルランに真剣に取り組もうという姿勢は、私の登山への姿勢と相通ずるものがあり大変好ましく感じます。

    2008年の時点では、13時間とか、12時間台でもそれなりに評価されるので、選手のほうもそれに甘んじて、「レース半分、遊び(知り合いとの交流、飲み会)半分」の方が多いです。

    でも、やがて、サブ12あたりは、ごくごく平凡な記録となり、さほど評価されなくなるでしょう。

    となると、現在「レース半分、遊び半分」で参加している「彼ら」もやがて真剣に取り組まざるを得なくなりますね。あるいは、自分たちの記録に意味がなくなったのを機にレースから引退してしまうのかな?

    「レースを楽しめ!」なんてふざけたことを言っていられるのは、今のうちなのかもしれませんね。

    本当に実力がある選手たちによってやがて彼らは駆逐されるでしょう・・。(この文章にしばしば登場している「彼ら」って誰よ?・・謎笑)

    要するに、いまそこそこ速い選手も現状に甘んずることなく、更に高みを目指せ!(さもないと、もっと実力を持った選手たちによって、take over されてしまうぞ!!)というわけですね。

    追伸

    まだまだ先があることがわかりましたので、来年以降も、ハセツネにお付き合いしようと思います。

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