ハセツネの舞台裏 ①

奥多摩山岳会といえば、ハセツネの舞台である奥多摩・秋川渓谷をホームグランドとして活躍している山岳会であり、有名な昭文社のガイドマップもここの会員が製作しているし、ヤマケイあたりのガイドブックも昭和30年代、40年代の昔からここに所属する会員が調査執筆してきている。

私が尊敬する天野一郎さんをはじめ五日市在住の同級生のお父さんも古参会員で活躍している歴史ある正統派の山岳会である。

そんな歴史と伝統がある山岳会だから、秋川渓谷で行われるハセツネもてっきりここのメンバーが主体となって運営しているものと、去年までは勝手に推測していた・・。

でも、実態は異なっていて、奥多摩山岳会は、山耐にはノータッチなのだそうだ。「参加したい会員は自由に参加してください。」みたいな感じなのだそうだ(天野一郎さんに伺ったお話)。

こんな風に一番その山域に通じているはずの「地元の山岳会」が関与しないハセツネって言うのはおかしな運営形態だなって疑問を感じた。

いろいろ聞くところによると、山耐のメンバーは、都区内の方がほとんどなのだそうだ。都区内の方がわざわざこっち(秋川渓谷)にやってきて草刈などのルート整備をしているのだそうだ。

奥多摩山岳会がなぜ主体的に参加しないのは、よくわからないけれども、やはり、地元の山でこのような催し物を行うことに「手を貸す」のに、自然破壊の一端を担うことへの罪悪感があるのではないだろうか?

今でもあるのかも知れないが、ウータンクラブという長谷川恒男のいわば「ファンクラブ」があった、その組織を担っていた人が、今の山耐を運営しているのである。あの宮地由文実行委員長もウータンクラブ出身である。

そんな実態を垣間見てくると、都会の連中が、勝手にこっちにやってきて、大会を開き始めた・・といった経緯が読めてくるのである。

地元の中には、そういった都会の連中に「丸め込まれた」人も居る。協力の見返りにいくばくかの協力金をいただいているらしい・・。協力の見返りは、なかなか「おいしい」ものなのかもしれない・・。

有名選手は大会サイドの悪口は書かない、ハリ天さんなどは、そのよい見本である、ここ「甲武相山の旅」は大会運営サイドの批判も平気で行っているから、ハリ天さんなどは、ここにコメントを書きにいらしたことはない、主催者側の知り合いに「後ろ指を差される」のが辛いのかも知れない。

幸か不幸か、私は大会運営サイドに知り合いは一人もいない。考えてみればおかしなことだけれど、上に書いたハセツネの由来(どういった連中がここにやってきて運営しているのか?)を理解すると、私の地元の知り合いが運営サイドに全然いないのは、至極当然なことであろう。

であるので、なんら気兼ねすることなく、大会主催側に時には厳しい意見も書いている。

大会スタッフに「後ろ指」を指されることなどもとより承知の上である。私にとって大切なのは、故郷の山々を守ることであり、年に一度にやってくる都会の大会スタッフのご機嫌をとっても何の意味もない。

大会スタッフのご機嫌を取るあまり、地元の人間として(自然破壊そのほかの件について)言うべきことも言わずにお茶を濁してしまうのは、自然を愛するものとして、故郷を愛するものとして、なによりも恥ずべき行いである。

私は、いくばくかの対価を見返りに故郷の山を傷つける行為を見てみぬフリをしている連中を蔑視する。また、人間関係とやらを重視するあまりに、都合の悪いことに口を閉ざす人にあまり信を置いてはいない。

山があって私がある、山と私の関係は至極単純で、純粋である。その私が愛する山(しかも、故郷の山々を)を、よそ者に汚されることは認められない。

ハセツネは、都岳連主催の大義名分を語ってはいるものの、その実態はかなりごく一部の者たち(登山家というよりもアスリート色の強い者たち)が運営しているのである。

ハセツネの舞台裏 ②

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