TJAR選手の手記から読み取るべきもの・・。

僕は、有名選手の「手の内を暴く(別な表現をするならば、「マジックのネタ晴らし」と言えよう)」のが好きなのか?心が自然と、日本山岳耐久レースで行ったことと同じ事をトランスジャパンでもやってみようとしているようだ。

ただ、私はこのレースにあまり関心がないので、ポイントのみにとどめておこう。「ウルトラマラソン」と、「軽装、小屋頼り登山」の延長線上にトランスジャパンがあるというのは、たぶん正鵠を射ていると思う。公式ブログで、有名な、オリエンテーリング団体の指導者である村越氏が、今回のレースの選手たちをものすごい表現で褒めていたが、あの文章はどうかと思う。

「選手のみなさんは登山界(トレラン界?アウトドアアスリート界?)の誇りであり宝です。私自身も含め、多くの人がみなさんのレースにインスピレーションを受けたことでしょう。北アルプスでも、何人もの「見学」の人がいたことを見聞きしました。」

「違和感」、時には「反感」すら感じるのは私だけではあるまい。されど、まぁ、とやかくは言うまい、人それぞれに見識というものがあり、今回のレースをどう評価するかというのも人それぞれなのだ。わたしは、けして、村越氏のように、手放しで絶賛するということはしません。
ついでに言うと、今回の公式ブログでは、山耐の講師を務める田中正人氏の影響を受けた方のコメントもあり、山耐の組織における田中氏の影響力が現れてきた感じである。これについては、「注意深く見守る」ことにしておこう・・。

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(少し内容が飛びますが、以下が本文となります。)

最近は、日本アルプスの峰峰をトレイルランニングされる方も多いと聞きます。例え3000m級の山々であっても小屋泊まりで、小屋での補給を前提に計画するならば、軽装で済ませることができ、トレイルランニングアプローチも可能でしょう。もっとも、このスタイルは、山にある商業施設をフルに利用しようというもので、商業施設が完備されたルートであってこそなしえる芸当です。

こういうスタイルを是とするか、否とするかは、つまるところ、登山や、トレイルランニングは個人の趣味の問題であるので、個人の価値観次第でありましょう。そういうスタイルをやりたい人はやればいい、ただそれだけのことです。下の記事で書いたように、私は、無補給、ノンサポートを旨としているので、山小屋で食料調達をしながら進む登山スタイルは一切行いません。(10日も20日にも及ぶ登山ならばさすがに考えますが・・笑)

こんな風に考えると、コンビニに負けないくらいのサービスの良い山小屋や、自動販売機、24時間営業のお店、などなどのハード面が充実してきたからこそ、トランスジャパンが可能になったと考えることができそうです。昭和30年代や、40年代では、まず考えられないことでしょう。軍隊でいうならば、「兵站」が、整ったということですね。

トランスジャパンの記事を読む上で注意するべきは、如何に選手が、ルート上で「補給」を上手くしたかにあると思います。もっとも、補給というのは、私はこれだけのものを背負わずにルート上で買って食べましたという一種のネタばらしなので、プライドがある有名選手さんは、あまり公開しないかも知れません。でも、次回このレースに参戦しようという方が一番得るべき情報(行間から読み取るべき情報)は、このルート上の補給というたぶん名のある選手が一番公開したくない事柄です(微笑)。

お店で買い物をして補給をしても、ルートが歩きやすい夏山であっても、400キロ以上歩けるのはそれだけでも凄いと思いますから、プライドなんかどけてネタ晴らししてもいいと思うのですが・・。そんなこんなで、次回挑戦を考える方に、わたしが一読を薦めるのは、湯川選手の旅行記です。

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