トレイルランニングの危険性 2

なぜか、「トレイルランニングの危険性」という記事へのアクセスが多いようだ。そもそもこの記事は、去年5月のTTR-100での高橋香さんの事故の数日前に書いたもので、その後数日して、高橋さんの事故が起こった、事故を受けて私はとても無力であると感じ、残念に思ったものだ。

ここにかかげる記事は、その事故を受けた当時に書いたものです。

「トレイルランニングの危険性」という記事を書いたのが、5月8日、今回の事故が起こったのが12日、世の中トレイルブームで、盛り上がっているさなか、あえて水をさそうといった意図で書いたものではありませんが、書いたときにどのくらい真に受け止めてもらえたのかどうかは謎です。

たぶん、ロムって居られるほとんどの方は「何言ってらぁ~!」ぐらいな感覚だったのではないでしょうか?

有名選手のブログを見ていても、どこそこの大会で何位を取った!!とか、どうすると速く走れるか? 道具(靴、ウェア、ザック)は何がいいかとか?とか、そんなことばっかり書いてあって、私が見た限りでは、「トレイルランニングの危険性」については一言も書かれていませんでした。

たぶん、有名選手としましては、スポンサーやら大会関係者各位に面識があるので、トレイルブームに水をさすようなことは書けなかったのでしょう。(あるいは安全への意識が低いのか?)

あの記事は、当たり前なことなのに、誰も書こうとしない、私はその点、大会関係者に知り合いはない身の上で、誰彼の気を憚ることなく、言いたいこと、書くべきことが書ける身の上ですので、ごくごく普通に書かせていただきました。

でもまぁ、所詮、わたしがここでとやかく書いても無力なものでして、今回のような事故が起こってようやくあれこれ動き始めるのでしょう・・。(いつもながらの後手後手の対応です・・。)

クライミングの雑誌で読んだことなのですが、ヨーロッパやアメリカでは、一日のクライミングを終えて帰ってきた仲間に、「どうだった?(壁を)登れたかい?」とは尋ねずに「(壁を)楽しめたかい?」と挨拶するそうです。

上の話の真偽はともかく、まず日ごろの(週末)トレイルランではトレイルを楽しむ姿勢が、大切でしょう。 そうすると、ゆとりが生じて、事故も減りましょう。

大会を目指して、一定以上の成績を出すことをめざして血まなこになって努力する・・その姿勢は貴重であり、もとより賛美されるべきでありますが、やれ、箱根だ!つぎは丹沢だ!奥武蔵だ!そしてハセツネだ!そのあいだに、TTR-100やらTJAR、ウルトラ・マラソン大会もあったり・・人によっては海外の大会までもある・・では身が持たないでしょう。

トレイルは身体に与える影響が深いので末永く山を楽しめるようには、十分な休養も必要なのです。走り回ってばかりでは、いかに堅牢なエンジンも壊れてしまいます。

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雑感~TTR-100の事故の話を聞いて

・・個人的には、山は危険なところですので、人が死ぬのは当たり前、そんな気がしています。

ヒマラヤ登山などでは、隊の1人が遭難したからといって、その登山を中止するのはナンセンスであって、ようは、仲間の死を乗り越えられるか、ということにあるかもしれません・・。

これは命をかけた闘いなんだから、死んで当たり前だ!!

僕はいつも、そんな気持ちで山に入ります。(もっとも、奥多摩あたりは、それほどシリアスにはなりませんが・・)

そんな戦争みたいなものではない!スポーツだ!余暇だ!という方も居ると思いますが、私は「遊び」のスポーツで山に入る気持ちはサラサラなく、そういう遊び半分な方々とは一線を画すことにしています。

私は、山仲間が死んでも、全く動じないでしょう。 きっと・・。
「トレイルランニングの危険性」なんて記事を書く一方で、もう1人の私は、恐ろしく冷酷で、血も涙もありません・・。

・・というわけで、山は危険なところ、生きて還って来るには、十分なトレーニングが必要。それこそ、軍事教練並みの厳しさが必要です。「アマチュア」の人にはお勧め出来ません・・。

また、秀でた身体能力をもって居られるアスリートの方であっても、ごく普通の一般人に近いメンタリティしか持っていない方には、お勧めできません・・。

その厳しさに耐えられない場合には、山を降りるか、ハイキングに移行するべきでしょう・・。

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