装備 衣類など


注:昔の記事に加筆訂正を加えたものです。今のご時世、機能的なウェアがたくさん出ていると思いますので、いろんなショップで気にいったかっこいいウェアを探し求めるのが面白いと思います。

トレイルランニングスタイルの射程距離

第13回大会の完走率は50パーセント台でしたが、これは悪天候によるものであることは明白です。ただ、悪天候であっても、取り組み方次第では、完走できるのであり、悪天の場合に完走するに一番確実な方法論は、一般の山岳縦走スタイルによる完歩です。

トレイルランニングスタイルによるアプローチでは、悪天候の場合、身体への負荷が強すぎて、よほど強靭な肉体と精神の持ち主でない限り、走りきれなくなる可能性が高いでしょう。「ハセツネ=トレイルランニング・アプローチ」という図式で挑戦した人の多くが途中リタイアしたものと推測します。つまり、トレイルランニングスタイルは 万能ではなく悪天候にたいする脆弱性を持つのです。

トレイルランニングというのはあくまでも、山を走破する方法論のひとつだと考えます。それはけして万能ではなく、気温、気象条件によっては実施不可能な方法論です。気温が低かったり、雨が降っていたり、路面が滑ったり、ゴールまでの距離が長かったりと、いくつかの要因で方法論じたいの破綻をきたしてしまいます。ハセツネの完歩を目指されるのでしたら、悪天候の場合、方法論にこだわらず(トレイルランニングアプローチを捨てて)一般の山岳縦走スタイルで歩きとおすことが、身体に無理が来ないで賢いやり方です。

方法論じたいの欠点をよく理解して、状況状況に応じて、柔軟に対応する(アプローチを変える)ことが、利口なやり方です。たとえ土砂降りでも、40キロぐらいの山岳走ならトレイルランニングスタイルで破綻はこないかもしれませんが、ハセツネの場合、距離が長く、気温が低くなる夜間を含みますので、トレイルランニングスタイルでは破綻を来たす可能性が極めて高くなります。

装備の一般論

基本的に10月上旬の秋川筋の山々ですので、夜間冷えたとしても10度を割り込む程度です。
ただし、体がまだ寒さに慣れていない時期ですので、夜の稜線では、思ったよりも風を冷たく感じることが多いと考えます。現に、御岳山の第三チェックポイントなどでは、スタッフはダウンのウェアを着て待機しています。

ただ走っている選手としては、正月の箱根駅伝の状況よりは温かい状況なわけで、サブ12とか、サブ10とかのペースが速い方の場合は、極論すれば、箱根駅伝のようなランニングスタイルでも十分なのでしょう。
もっとも、15時間以上かけてゴールすることが予想される方の場合には、歩きのペースとなりますので、そう寒々しい格好をしてもいられません。

雨が降る場合、気圧配置にもよりますが、台風のような熱帯性の低気圧の場合は、晴天の場合よりも山中は気温が上昇して暖かく、霧が発生しやすいでしょう。温かい雨の場合、土砂降りでもない限りレインコートは不要と考えます。・・もちろん、個人差があります。経験が少ない方、雨で体が濡れると運動機能が低下する方は、雨が予想される場合には、レインコートを持参すべきでしょう。

逆に晴天で北からの空っ風が吹くような場合には、冷え込みますが、霜柱が立つほど冷え込むわけではないので、それこそ冬場正月にランニングをするような感覚・・フリースのセーターなどよりも冷たい風をシャットアウトするウィンドブレーカーの長袖といった機能的なものがあればかなり役立つでしょう。

ちなみに、三頭山から大岳を超えて、芥場峠辺りまでが、標高も高く(1000m以上)比較的北からの冷たい風にさらされやすい区間といえます。

・・というわけで、晴天時でゴールタイムが、サブ15よりも速い方の場合は、横になって寝込むことがない限りセーターなどは不要と考えます。・・もっとも、私は、体脂肪が20パーセントあるので、セーターは不要と書いていますが、これが一般的なアスリートの方で、体脂肪が、10パーセントとかの方でしたら、フリースのセーターや、コンパクトに折りたためるパタゴニアの羽毛の長袖ジャケットがあると重宝するようです。去年の山耐で15時間台でゴールした私の知り合いが、夜間ではパタゴニアのこれを着ていました。

さらに、18時間、20時間とかのゴールタイムが予想される方の場合は、その間に山の天候もいろいろと変化するでしょうから、重荷になりますが、しっかりした防寒具もいざと言うときのために用意されるのが賢明でしょう。


用具選びの基本は、めいめいの方の推定ゴールタイムと、その時の天候状況次第に左右されるというわけです。それと重要なことは、寒さとかにどれだけ強いのか?冷たい風雨にさらされた時の自分の状況についてどれくらい経験的なデータを持ち合わせているのか?・・最終的には、これが用具選びの鍵となります。

基本的な装備について

完走は完全な装備から・・ということで、念のために正統派の山ヤさんのためのハセツネ標準装備を書いておきます(トレイルランニングスタイルではありませんので要注意!)。

◎ 必要装備
○ 推奨装備
△ 念のため装備
☆ あれば便利な装備


◎ゴアテックス製のレインコート上下・・お約束の品物ですね!

◎薄手フリース・セーター

◎手袋(手の保護) 軍手は不可 雨天の場合、スペアも必要

◎ライト 二つ  電球の予備・・予備電球も点灯するか確認すること

◎水 3リットル  (うち テルモス1リットル)

◎行動食 飴、チョコレート、ゼリーなどあれこれいろいろ

◎地図

◎弁当(1000㌔カロリー程度・・注 これは各自の消費カロリーの値との兼ね合いで変化します)

○保険証、救急薬品など

○ハンカチ、テイッシュペーパー

○終日雨天の場合、トレイルシューズよりも軽登山靴のほうがよい。
(トレイルシューズは4時間も走るとぐっしょり濡れてしまう。)

○ゴミ袋

△眼鏡スペア

△靴ヒモ予備 雨天の場合靴下予備

△雨天の時、スパッツ・・終日雨天の時

△エリマキ 寒さに弱い人向け

☆ペン、メモ用紙

☆サイリューム(折ると発光する棒)

以上、あれこれ背負うと 荷物重量は、7キロ~8キロ(下手をすると10キロほどに・・?)近くになる模様。およそ走れる重量ではなくなってしまいます。

_______________________________________________________________________________________

トレイルランニングスタイルの場合の参考装備例(注 当初の記事を書いたときの管理人の装備例です、今はいろいろ違っています)

上衣 吸水性がよく、含水性がない速乾性のTシャツ(腰までの丈)

腕時計 カシオGショック(電池を交換しておくこと)

手袋 転倒の際の怪我予防のため、ホームセンターで購入した皮革製のもの、甲の部分は布製で通気性がよい。もちろん指も隠します。主に夜間、日中はルート状況によって着用します。

靴下 柔かめの薄手ソックス

 トレイルシューズ、ジョギングシューズなど、ぶつけ易いつま先、小指部分の保護がしっかりしている靴

ズボン adidasのウィンドブレーカーの下(防水性無しのもの)・・注 もちろん、シーズンによりウェアは違ってきます。夏場は半ズボンが快適です。

ザック 石井スポーツで購入した18リットルのデイパック(2気室)・・注 その後、キャメルバックを使ったりしています。

メガネ&メガネバンド

×帽子は使わない

雨具
 土砂降りのような、大雨が予想される場合 adidasのウィンドブレーカーの上衣(注 あくまでもその場しのぎですが・・)
 小雨の場合 含水性のない生地で出来たシャツの重ね着、等(ただしよほどの場合にのみ)

Advertisements

Kommentare sind geschlossen.

%d Bloggern gefällt das: