ツール・ド・TANIGAWA 開催中止 その2
さきほどアドスポの過去ログで、ツール・ド・TANIGAWAの記事を探したら、以前あったはずなのに、見つからなかった。
たしか、地元群馬の横山選手や、田中選手など、これまでのトレイルランニングを引っ張ってきたそうそうたるメンバーによって企画立案された大会であるような宣伝記事があったように思う。
地元在住の有名なトレイルランナーが企画立案した大会であってさえも、実現できなかったのは、意味が大きい。
たとえ、地元群馬県在住の有名なトレイルランナーが揃ったとしても、
①登山道周辺の自然保護の見地、
②登山道でのレースの危険性(選手自身の怪我や、一般観光客が巻き添えの危険)、
③国立公園の特別保護地区、
などなどといった要素が揃えば、レースを開催できないということである。
ちなみに、表丹沢トレイルレースは、林道が半分近くあり、定員も500名ぐらいであったにもかかわらず、今年は開催できなかった。
丹沢の場合、③丹沢大山国定公園に含まれるが、ルートの一部が特別保護地区に近接していたかどうかは不明である・・、たぶん、①、②の要素、そのほかで開催中止となったのであろう。
ハセツネ30Kの場合、①、②は大なり小なり当てはまる。③に関しては、醍醐丸~市道の尾根筋が桧原南部都自然環境保全地域に指定されている。表丹沢トレイルレースの理屈で言えば、ハセツネ30Kが、開催中止に追い込まれても不思議ではない。
結論からすれば、観光客の誘致よりも、自然保護であり、関東最大のトレイルレース開催よりも自然環境保護である。
レース開催に関して、自然保護に理解がある方々や、環境省などの、理解は得られなかったようだ。
日本の有名なトレイルランナーが、どんなことを言おうとも、理解を得られない、説得できない状況をどう理解するべきか?
ルート企画者と自然保護団体の方々、環境省とのあいだには自然保護に関する深い見解の相違、理解の相違があるのだろう。
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アドスポその他のトレイル雑誌
有名なトレイルランナー諸氏
各種トレイルランニング大会開催者
自然保護団体の方々
環境省
両者には、見解の相違があり、社会の多数派の意見は、後者であり、前者は、少数派であるのだ。
・・トレイルレースに出て、トレイル雑誌を読んで、有名なトレイルランナーの講習会を受けていると、前者の考えが、当たり前だ!と考えるようになるんだけれども、それは間違っているということである。
トレイルランを愛好するものとしては、世のなかには、トレイルレースを自然破壊競技であると考える人も居るんだ、それが今の社会の多数派なんだということを深く心に留めて、少しは疑問を持って、アドスポその他のトレイル雑誌に書かれていること、有名なトレイルランナー諸氏が言っていること、各種トレイルランニング大会開催者の言っていることを、全部を信じるのではなく、すこしは冷めた目で見つめなおすべきであろう。
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追補 自然との共存論をめぐって、
有名なトレイルランナー氏が、自然との共存を唱えていた。
お説ごもっともであり、トレイルランニングを登山道で行うことには、誰もケチをつけはしない。
トレイルランニングと自然との共存は 認められる。
でも、トレイルレースと自然との共存には、難がある。
それが、社会一般(多数派)の考え方である。
自然保護関係の方や環境省も、トレイルランを登山道でやるな!とまでは言っていなかろう・・。
100人、200人 あるいはそれ以上の参加者によるレースをやることが問題なのである。
自然との共存の理念のもとに、トレイルレースを開催するのが許されるというのは、多数派を説得できない理屈であろう。
もっと説得できる理由付けが必要だ。
※ ちなみに自然公園法か何かを改正して、集団での利用には、事前の許可を必要とする旨の法改正を行えば、国立公園、国定公園などでのトレイルレースは、原則的に禁止となる。さらに、自然公園の競技利用の禁止条項を設ければ、トレイルレースは一切行えなくなる。

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